Japanische Klassiker mit Furigana
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きゅうしゅじん
旧主人・芽生
島崎 藤村
Lesen Sie 旧主人・芽生 (きゅうしゅじん) von 島崎 藤村 (しまざきとうそん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 149.813 Zeichen · 302 Bildschirme
「でも、貴方だって、小諸言葉が知らずに口から出るようですよ。人と話をして被入っしゃるところを側から聞いてますと――『ようごわす』――だの――『めためた』だの――」
「お前もナカナカ隅へは置けなく成ったよ」
二人とも鼻へ皺を寄せて笑った。
「お前のお友達は、それで何て言ったネ」と高瀬は聞いた。
「旦那さんが今洋行してますから、ちと高瀬さんにも遊びに被入しって下さいって」
「俺にか。旦那さんが居るから遊びに来いッてんなら解ってるが、旦那さんが留守だから遊びに来いは可笑しいじゃないか」
復た二人は笑った。
鞠子は大工さんの家の娘にも劣らないほど、いたずらに成った。北風が来れば、槲の葉が直ぐ鳴るような調子で、
「畜生ッ。打つぞ」
髪を振って、娘は遊び友達の方へ走って行った。