Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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わせだだいがく

早稲田大学

尾崎 士郎

Lesen Sie 早稲田大学 (わせだだいがく) von 尾崎 士郎 (おざきしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.204 Zeichen · 220 Bildschirme

Aozora Bunko

。

「それを大隈は受理したわけですね?」。

東山がいった。

「そうだろうと思う、――単なる意見具申じゃないよ、明かに天野に対するストライキだ、だって、君、そうだろう。高田にしたって名誉学長なんだからな」。

誰かが何とか言おうとしたが、岩橋の発言の方が早かった。「そりゃ、彼等にしたって理由はあるさ、何年何月何日どこそこの会合でやった天野の演説が不穏であったとか、彼は内心、自分を中心とする学制改革の方法を考え、大隈の勢力を学校から駆逐しなければ学校の民主化を行うことはできぬ、といったとか、いや、実をいえば、たしかに、そのことは天野の口から聞いたこともある、だからといって天野がこれを実行に移す手段を考えていたわけじゃない、そんなことを一つ一つ詮議していうなら、高田だって東京専門学校時代に、大隈が黒田内閣に外務大臣として入閣したとき、――ほら、桜田門で玄洋社の来島恒喜に爆弾をなげられたときだよ、高田は学校を教育の府として独立させるために、大隈の経済から独立させなきゃならんといったことがある、その舌の根の乾かぬに」。

「そりゃ、しかし」。

新藤が例の調子でいった。