Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
Lesen Sie 明治開化 安吾捕物 (めいじかいか あんごとりもの) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.713 Zeichen · 54 Bildschirme
私がいくらオイノリしたって、本人次第ですよ」
「最初に現場を発見した一人だということですが、そのとき何か直感したものはありませんか」
「いえ、もう、それはモロモロのことを直感しました。まず第一に、ああ気の毒な、自業自得、だから云わないことじゃない。そうでしょう。人間は常に家庭に気をつけなければいけません。ワザワイは塀の外からは来ませんよ。ビリッとひびいて、匂ってきたものがありました。ウミの匂いもありましたけど、甘ズッパイ匂い、ビンツケの匂いのようなものがありましたね。私はこれを神様がお知らせになる女の匂いだナとビリッときましたね。この部屋に私たちの前にはいった最後の人間は女ですよ。この犯人は絶対的に男ではありません」
オトメは自信満々、断言した。
「怪しい人の姿をあなたの目で見かけたことはありませんでしたか」
「肉眼で見えるようなことを、この犯人は絶対に致しません」
婆さんは断言した。そして、現に神様が彼女にのりうつっているかのように身震いした。
★
その翌日、横浜出帆の汽船で支那へ行こうとする一色が捕えられたと報じられたが、新十郎はそれにとりあわずに、何かに没頭していた。