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Japanische Klassiker mit Furigana

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えきのうらないしてかねとりだしたること

易の占いして金取り出したること

南方 熊楠

Lesen Sie 易の占いして金取り出したること (えきのうらないしてかねとりだしたること) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.696 Zeichen · 6 Bildschirme

Aozora Bunko

「易の占いして金取り出だしたること」と題して『宇治拾遺』に出た話は、旅人が大きな荒れ家に宿を求むると、内には女一人しかないらしく、快くとめてくれた。夜あけて物食いに出掛けると、かの女が君は出で行くわけにゆかぬ、留まれ、と言った。何故と問うと、わが金を千両君に貸しあるから返したのち出でゆけ、と言った。旅人の従者どもからかい半分、きっとそうだろうとまぜ返すを、旅人は真面目に止まって占いを立て、かの女を呼び出し、汝の親は易の占いをしたかと尋ねると、何か知らねど今君がしたようなことをした、と答う。そうだろう、さて何ごとで予が千両負いおると言うかと問うに、親が死にざまに多少の物を遺し置き、十年後の某の月に旅人が宿るはず、その人はわれに千両負うた者だ、その人にその金を乞えと教えて終わった、その後親の遺した物を売り食いして過ごすに、もはや売る物も尽きたから、親が予言した月日を待っておったところ、ちょうどその日に君が泊ったから千両を求むる、と言った。旅人、金のことは真実だと言って、女を片隅につれてゆき、とあるから、また例の千両の金の代りに鉄の棒を一本ぐっと進呈などとくるところと気を廻す読者も多かろうが、そんなことにあらず、一つの柱を叩かせると中が空虚らしく響く、この内に望みの金がある、小切りに出して使いたまえと示して旅人