Japanische Klassiker mit Furigana
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げっせかいきょうそうたんけん
月世界競争探検
押川 春浪
Lesen Sie 月世界競争探検 (げっせかいきょうそうたんけん) von 押川 春浪 (おしかわしゅんろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.365 Zeichen · 17 Bildschirme
どうも御苦労様でござります。」
「じゃ後をよろしく頼むよ。」
と、再びその洞を出て元来た道に引返した。
二日目の朝いよいよ自分の天幕に帰ってまず飛行船を組み立て天幕などを取片付けてその中に入れ、大急ぎで飛行船に乗じて、又かの洞穴に立ち返った。
飛行船を降りるや否や、
「東助、東助。」
と呼んだが更に答がない。
「どうしたんだろう。」
と独言きながら奥に行くと、灯は消えて四辺は黒白も分かぬ真の闇だ。
「叔父さん※(感嘆符二つ、1-8-75) 只今帰りました。文彦です。東助。東助は居ないか。」
と大声を挙げたが依然として、答うるものは物凄い己れの声の反響のみだ。
文彦は一時に不安の念がむらむらと起って、急ぎ懐中洋燈を点じて見ると、
「や。や。」
誰も居ない※
洞穴の中は虚だ※
ただ一人杉田の亡骸のみが残っている。
「失念った※」
と叫んで暫時我を忘れて茫然としたが、たちまち気を取り直して、側に放げ棄てておいた自分の鉄砲を取り上げるや否や、駆け出そうとすると、何物にか躓いてばったり仆れた。
はっと思って再び洋火を点じて見ると、
東助だ※ 東助が銃を持ったまま俯伏せに仆れている※