Japanische Klassiker mit Furigana
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きととりになったきょうだい
木と鳥になった姉妹
小川 未明
Lesen Sie 木と鳥になった姉妹 (きととりになったきょうだい) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.863 Zeichen · 10 Bildschirme
疲れたときは、船のほばしらの頂に止まって休みました。そして、幾日かの後、もとの我が家へ帰ってきました。父親は、まだ達者でいられました。けれど、鳥になってしまった妹は、もはやものをいうことができません。つぎに姉さんを探しました。けれど見あたりません。妹は、川の辺へ飛んでゆきました。すると、なつかしい姉さんの姿によく似た柳の木が一本立っていました。これは、きっと姉さんにちがいないと思いましたから、その枝に止まりました。
つばめは、柳の木の枝に止まって、しきりに快活になきました。けれど、柳の木の枝は、風に吹かれて、おりおり音なく揺れるばかりで、なんの答えもいたしませんでした。
つばめは、秋の末まで、毎日その柳の木のあたりを飛んで、ないていました。けれど、寒くなったときに、どこへか飛んでいってしまいました。それからというもの、毎年春になると、どこからか、つばめが飛んできて、柳の木に止まってないていました。