Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きととりになったきょうだい

木と鳥になった姉妹

小川 未明

Lesen Sie 木と鳥になった姉妹 (きととりになったきょうだい) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.863 Zeichen · 10 Bildschirme

Aozora Bunko

「いえいえ、もうおたがいに、今度の世のことなどはいいますまい。ただ、私はいつまでもおまえと仲よく、こうして暮らしたいと思うのですけれど、それがかなわないような気がして悲しいのです。あの花よりも美しい、あのこちょうよりもきれいなおまえが、どうしていつまでもこんな寂しいところに住んではいなかろうと思うのです。それを考えると、私の胸はふさがって、いっぱいになります。」と、姉はいいました。

「姉さん、私が、あなたやお父さんを捨てて、どこへかゆくといわれるのですか。私は、一生お父さんや、あなたのそばで暮らします。そして、また、今度の世にも、お慕わしい姉さんの妹となって、かならず生まれてまいります。」と、妹は泣いて姉にすがりました。二人は、たがいに抱き合って、しばらく無言でありました。

ふとしたことから、姉妹の父親が目を患いました。はじめのうちは、じきになおるだろうと思っていましたが、だんだん悪くなって、一通りでない不自由をするようになりました。

ことに孝行の姉は、昼となく、夜となく看病をして、どうかして父親の目がなおらないものかと心を傷めました。姉の疲れたときは、妹がかわって看病をいたしました。