Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ほんじょりょうごく

本所両国

芥川 竜之介

Lesen Sie 本所両国 (ほんじょりょうごく) von Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.005 Zeichen · 43 Bildschirme

Aozora Bunko

母「法界節や何かの帰って来るのをね。」

伯母「あの時分は蝙蝠も沢山いたでしょう。」

僕「今は雀さえ飛んでいませんよ。僕は実際無常を感じてね。……それでも一度行ってごらんなさい。まだずん/\変ろうとしているから。」

妻「わたしは一度子供達に亀戸の太鼓橋を見せてやりたい。」

父「臥竜梅はもうなくなっただろうな?」

僕「ええ、あれはもうとうに……さあ、これから驚いたということを十五回だけ書かなければならない。」

妻「驚いた、驚いたと書いていれば善いのに。」(笑う)

僕「その外に何も書けるもんか、若し何か書けるとすれば……そうだ。このポケット本の中にちゃんともう誰か書き尽している。――『玉敷きの都の中に、棟を並べ甍を争へる、尊き卑しき人の住居は、代々を経てつきせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家は稀なり。……いにしへ見し人は、二三十人の中に僅に一人二人なり。朝に死し、夕に生まるゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。知らず、生れ死ぬる人、何方より来たりて、何方へか去る。』……」

母「何だえ、それは? 『お文様』のようじゃないか?」

僕「これですか? これは『方丈記』