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Japanische Klassiker mit Furigana

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とうきょうじんのだらくじだい

東京人の堕落時代

杉山 萠円

Lesen Sie 東京人の堕落時代 (とうきょうじんのだらくじだい) von 杉山 萠円 (すぎやまほうえん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.226 Zeichen · 247 Bildschirme

Aozora Bunko

梳き毛ブラ下げ式と頬に描いたホツレ毛

多分、首を長く見せるつもりでもあろうか。剃り上げた首の左右に限って、二本の毛の束がブラ下がっているのを見受けるところから考えると、アヤツリ人形の真似をしたのかとも考えられる。とにかく、首の付け根からボンノクボの上まで、頭のうしろの半分ばかりを、耳の高さと並ぶ位にむごたらしく剃り上げて終う。そこへ白粉をコテコテと塗るのであるが、大抵は斑になった上に、キメが荒いから粟肌が一面に出来ていて、首の方向を変えると白い皺の波が出来る。そのきたないこと。殊に非道いのになると、毎日剃らないせいか、黒い毛がプツプツと芽を吹いて、白粉とゴチャゴチャになって、二タ眼と見られぬ醜態である。他人のを見てもわかりそうなものだが、自分のは見えないから立派にしているつもりらしい。冬なぞは嘸寒いだろうと同情に堪えぬ。

梳き毛ブラ下げ式と頬に描いたホツレ毛

次に、梳き毛をブラ下げたのはあまり多くないようであるが、奇抜なだけに、見たと云う人はいくらもある。見ない人はタボ毛が抜け落ちたんだろうと云うが、決してそうでない。わざわざ瓢箪型や糸瓜型にこしらえた梳き毛の固まりを、耳の前にブラブラと釣るして歩くので、ドンタクでもあまり見かけない新型である。