Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつとふじげいぎのかえもん

松と藤芸妓の替紋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.921 Zeichen · 94 Bildschirme

Aozora Bunko

美「御新造様なんて名をお云いな」

三「それ何うも凛々しく成っちまって気が詰ります……おかみさん、誠に何うも御無心に来たんです、芸者衆の処に斯うやって帳面を持って貰って歩いて、金も集りましたが、是では何うも親子三人行立たないので……世帯を持たして何んな商法でもさせたいと思ってもお母さんが目が悪いんですから、と云って親の有る者は育児院では入れてはくれますまいから、仕様が無いから、何うか工夫をするにも金さいありア附かない事も有りません、それは他でも有りません、あなたを日頃御贔屓にした奧州屋の」

美「奧州屋の、おや」

三「それ美土代町の新助さん、妻恋坂下の切腹三法南無三法さ」

美「あゝそうかね、それが何うしたの」

三「何うしたって仕ねえって、驚いたね何うも、駒込の安泊に居るってえんで、何だか目が潰れてしまって、本郷の切通しを下りるにも三度とか四度とか転んだが、下へ転がり切らなけりゃア、落著いてこれから歩き出すという身の上にゃア往かないてえんで」

美「何うぞ此方へお這入りなすって………お初にお目に懸ります、かねてお噂には聞いて居りましたが、さア此方へお這入んなさい………この火をなんして上げな」