Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

庄「いや眼は盲(つぶ)れても宜しい、お前さんの薬はもう呑まないよ」

秋「それじゃア無理には申さんから宜しいが、お嬢さま、お父様(とっさま)はあの通りお聞入れはないが、私(わたくし)の帰った後(あと)で能くお父様と御相談なさいよ、お父様がいやと仰しゃっても貴女(あなた)がおいでなさると云えば、お父様のお眼も癒るから、いやでも承知しなければなりません、何(いず)れ又出ますよ、左様なら」

庄「いやな奴だ、来ると彼奴(あいつ)あんなことばかり云っている、医者が下手だから桂庵(けいあん)をしているのだろう」

と云っている処へ参りましたのは、藍(あい)の衣服(きもの)に茶献上の帯をしめ、年齢は廿五歳で、実に美しい男で、門(かど)へ立ちまして、

文「御免なさい」

町「お父様(とっさま)入っしゃいましたよ」

庄「誰方(どなた)かえ」

町「文治郎様が」

庄「さア何卒(どうぞ)これへお上り遊ばしませ」

文「昨夜はどうも、これはお礼で恐れ入ります、貴女(あなた)が御無事でお帰りかと後(あと)で大きにお案じ申しました、あれから直ぐにお帰りでしたか、へー此方(こなた)がお父様(とっさま)でございますか、初めてお目に懸りました、手前は業平橋に居ります