Japanische Klassiker mit Furigana
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うたよみにあたうるしょ
歌よみに与ふる書
正岡 子規
Lesen Sie 歌よみに与ふる書 (うたよみにあたうるしょ) von 正岡 子規 (まさおかしき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 17.419 Zeichen · 35 Bildschirme
趣味ありて句法もしっかりと致し居候。この種の歌の第四句を「答へで」などいうがごとく下に連続する句法となさば何の面白味も無之候。
さざ波や比良山風の海吹けば釣する蜑の袖かへる見ゆ (読人しらず)
実景をそのままに写し、些の巧を弄ばぬところかえって興多く候。
神風や玉串の葉をとりかざし内外の宮に君をこそ祈れ (俊恵)
神祇の歌といえば千代の八千代のと定文句を並ぶるが常なるにこの歌はすっぱりと言いはなしたるなかなかに神の御心にかなうべく覚え候。句のしまりたるところ半ば客観的に叙したるところなど注意すべく「神風や」の五字も訳なきようなれど極めて善く響き居候。
阿耨多羅三藐三菩提の仏たちわが立つ杣に冥加あらせたまへ (伝教)
いとめでたき歌にて候。長句の用い方など古今未曾有にてこれを詠みたる人もさすがなれどこの歌を勅撰集に加えたる勇気も称するに足るべくと存候。第二句十字の長句ながら成語なればさまで口にたまらず、第五句九字にしたるはことさらとにもあらざるべけれど、このところはことさらにも九字くらいにする必要有之、もし七字句などをもって止めたらんには上の十字句に対して釣合取れ不申候。