Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうちゃんとおかいこ
正ちゃんとおかいこ
小川 未明
Lesen Sie 正ちゃんとおかいこ (しょうちゃんとおかいこ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.418 Zeichen · 5 Bildschirme
「くわの葉は、もらうやくそくがしてあるんだよ。」
「まあ、手まわしがいいのね。」
「だからお母さん、かってもいいでしょう。」と、正ちゃんは賛成してくれるものがないので、心ぼそくなりました。
「みつ子がこわがるから、はこに入れて、物置の内にでもおおきなさい。」
正ちゃんは、おかしの空きばこをもらって、くわの葉をきざんで入れて、石炭ばこの上にのせておきました。
晩方、正ちゃんが外からあそんでかえってきてみると、いつしかくわの葉はしおれてしまって、二匹は死んで、あとの一匹だけが、はこのすみにじっとしていました。
「どうして死んだのだろうな。」
正ちゃんは赤いじてん車にのって、死んだかいこを川にながしにいきました。そのかえりに、あたらしいくわの葉をもらってきました。
あくる日のことでした。学校で先生が正ちゃんに、
「きのうのかいこをどうしたか?」と、おききになりました。
正ちゃんは、二匹死んでしまって、いま一匹しか生きていないことを話しました。すると、やさしい先生は、
「一匹ではさびしいな。学校でかっているのをかえりに一匹あげるから、もっておいで。」と、いってくださいました。