Japanische Klassiker mit Furigana
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わたしのりれきしょ
浅沼稲次郎 私の履歴書ほか
浅沼 稲次郎
Lesen Sie 浅沼稲次郎 私の履歴書ほか (わたしのりれきしょ) von 浅沼 稲次郎 (あさぬまいねじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.264 Zeichen · 91 Bildschirme
警察では、もう君らの生命は保障できないから、警察に来てくれ、と言って来た。そこでわれわれは裏山に逃げたが、結局警察に捕って保護検束されてしまった。すると、百人近い坑夫が揃って警察に押しかけて来て、君たちの生命を警察が保障できないなら、俺らの方で保障しますから帰ってくれ、と言うのでまた坑夫の家に行って泊った。三日三晩というもの、カンテラと鶴嘴で守ってもらった感激は、今でも忘れることができない。
しかし、最後には到頭もちきれなくなって結局、秋田県警察部から退去命令が出たので阿仁合川を、われわれを一人宛舟にのせて警官が五、六人乗って、急流下りをやった。あの圧迫の中での急流下りの快味も、未だに忘れることのできない思い出の一つである。
とにかく鉱山労働者の、同志に対する熱情は非常に強い。そのために到頭、足尾事件で五箇月監獄にぶち込まれることになった。
監獄に行ったのは、震災当時に市ヶ谷刑務所にぶち込まれたのと、足尾事件の時と、この二度である。
その代り、留置場入りは、枚挙に遑がない。演説会で中止命令に服さないといっては持って行かれ、争議で示威運動をやったといっては検束された。