Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

うみからきたつかい

海からきた使い

小川 未明

Lesen Sie 海からきた使い (うみからきたつかい) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 6.149 Zeichen · 13 Bildschirme

Aozora Bunko

「そう、おまえさんのように、やすやすときめていいものですか……。」と、怒り声を出していいました。

「おばあさん、よく考えてみるがいい。こんな子供があったら、どれほど、家の役にたつかしれないぜ。」と、按摩はいいました。

おばあさんは、なるほどとうなずきました。そこで、急に、声をやさしくして、少女に向かって、

「どこのお嬢さんですか、知りませんが、いまのお話のような身の上でしたら、私の家の子になってくださいませんか。じつは、私たちは、二人ぎりでさびしくてしかたがないのですから。」と、おばあさんは頼みました。

少女は、遠い、空のかなたのふるさとを思い出しました。いつも、ふるさとのことを思うと悲しくなりました。

「わたしは、ここの家の子になってしまうことができませんけれど、すこしの間でよければ、おてつだいをしてあげます。」と、少女は答えました。

「そんなら、すこしの間でもいいから、てつだいをしてください。」と、二人は頼みました。

やさしい少女は、この日から、おばあさんやおじいさんのてつだいをしてしんせつに、二人のためにつくしたのです。

老人夫婦は、けっして、心の悪い人ではありませんでしたから、少女は、つらいことがあっても我慢をいたしました。