Japanische Klassiker mit Furigana
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しんやのしちょう
深夜の市長
海野 十三
Lesen Sie 深夜の市長 (しんやのしちょう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.982 Zeichen · 220 Bildschirme
さんだから、市議が来ても大して不思議じゃないじゃないか。うわッはッはッ」
「貴方は深夜の市長! そうでしたネ。あッはッはッ」
「……変に儂の機嫌をとったりしやがって、ほんとに彼奴はイヤな野郎だよ。はッはッはッ」
土窟の中は、時ならぬ哄声のために、ワンワンと反響した。深夜の市長は笑い疲れたものか土窟の中にゴロリと横になった。
僕はこのとき、街の科学者と呼ばれる速水輪太郎から預ってきた手紙を取りだして、老人に手渡した。
「ほう……」といって深夜の市長は身を起した。「なんだお前が持ってきたのか。道理で手間取ると思ったよ」
軽く叱言をいいながら、老人は至極機嫌よく、天井に隠した電灯をつけながら、その下で封を切って読みだした。
「……なるほど、流石は輪太郎だ。これなら間違いなしの答だ。三月二十九日午後七時五十一分三十秒に、あの時計を狂わせる原因を得ているというのだな。よオし、それでは早速出かけるとしよう」
「出かけるって、どこへ行くんですか。その前に、どうして街の科学者が、そんな答を出したのですか、僕に説明して下さい」
「どうして答が出たなんてことを、今喋っている隙はない。