Japanische Klassiker mit Furigana
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Lesen Sie 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.035 Zeichen · 207 Bildschirme
そうしちゃ、頭のテッペンを生肉のように真赤にして、描きあげた絵を振りまわして、ブツブツひとりごとを言いながら帰って来るのよ。だから、赤毛の馬鹿、フウ・ルウ!
ゴー 赤毛の馬鹿か。
ラシ あたしん所へ初めてあの人が来た時、ベッドに入ってから、あたい、そう言ってやった。あんたのこと、町の人が何と言ってるか知ってる? って聞いたら、あの人ったら悲しそうな顔して、何と言ったと思って? 知ってるよ、多分俺は赤毛の馬鹿なんだろう。だって俺にはそれをどうしようもないじゃないか。
ゴー フフ、フフフ!
ラシ あたいも笑っちゃった、しかし、そん時から、あたしあの人と仲好しになっちゃった。ホントに好きになったくらいよ。
ゴー すると、お前もあの男も、すっかり御満足になったと言うわけだね? そいつは結構だ。
ラシ え、なにさ? ええ、ええ、そりゃそうだわよ。だから、これからチョイチョイ来てちょうだいと私言ったのよ。そしたらね、来たいには来たいけど、金がないからそんなには来られないと言うの。だから私、金のない時はあんたの耳を私んとこに持って来てちょうだいって言ってやった。あの人、とても大きな飛び出した耳をしてるでしょ、ホ、ホ、まるで驢馬の耳みたいな?