Japanische Klassiker mit Furigana
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Lesen Sie 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.035 Zeichen · 207 Bildschirme
ようく聞いとくれ。……(胸のところで両手を合せて眼を閉じる)
ヴィン ……(しばらく眼を閉じていてから、低い声で)天にましますわれらの神よ。願わくば御名をあがめさせたまえ。御国をきたらせたまえ。御心の天に成る如く、地にも成らせたまえ。われらの日々のかてを今日も与えたまえ……(このあたりから、祈りの言葉が、非常にユックリになる)われらに罪を犯す者を、われらが、許すごとく、……(とぎれとぎれになる)われらの罪をも、ゆ――(プツンと切れる。しばらく、そのままジッとしていてから、再び努力して)われらに罪を犯す者をわれらが許すごとく、われらが罪を許したまえ。われらを試みに、あわせず、悪より、救い、いだし(再びとぎれとぎれになって来る)たまえ。国と、栄えとは、かぎり――(プツンと切れる。眼を開き、びっくりしたように四辺を見まわす。そこに、ローソクの光に照らされてひざまずき眼をとじて、ボシャボシャと口の中で祈っている老婆がいる。その姿をしばらく見ていたが、やがて苦しそうに膝の上の聖書を出まかせに開いて、いきなり読みはじめる)その時イエス答えて言いたもう「天地の主たる父よ、われ感謝す、これらのことを、かしこき人、さとき人に隠じて、幼な子に現わしたまえり」