Japanische Klassiker mit Furigana
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かわ
牛をつないだ椿の木
Lesen Sie 牛をつないだ椿の木 (かわ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 75.647 Zeichen · 155 Bildschirme
わんぱくものでけんかの強い徳一君が、まっさきになきだしたのだ。すると、そのまねをするように兵太郎君が「わッ」と、同じ調子でなきだした。久助君も、そのなき声を聞いているとなきたくなってきたので、「うふうふン」と、へんななきだしかただったが、はじめた。つづいて加市君が、ひゅっといきをすいこんで、「ふえーん」とうまくなきだした。
みんなは声をそろえてないた。するとみんなは、じぶんたちのなき声の大きいのにびっくりして、じぶんたちはとりかえしのつかぬことをしてしまったと、あらためて痛切に感じるのであった。
そして、四人はしばらくないていたが、太郎左衛門は、ひろった貝がらで、足もとの砂の上にすじをひいているばかりで、なきださないのであった。
ないていない人のそばでないているのは、ぐあいのわるいものである。久助君はなきながら、ちょいちょい太郎左衛門の方を見て、太郎左衛門もいっしょになけばよいのにと、思った。こいつはなんというへんな、わけのわからんやつだろうと、またいつもの感を深くしたのである。
日がまったくぼっして、世界は青くなった。最初に、久助君のなみだがきれたので、なきやんだ。