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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぎゅうにくとばれいしょ

牛肉と馬鈴薯・酒中日記

国木田 独歩

Lesen Sie 牛肉と馬鈴薯・酒中日記 (ぎゅうにくとばれいしょ) von 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.018 Zeichen · 109 Bildschirme

Aozora Bunko

それから直ぐ初公の家へ往ったのだ。炭を買うから少ばかり貸せといったら一俵位なら俺家の酒屋で取って往けと大なこと言うから直ぐ其家で初公の名前で持て来たのだ。それだけあれば四五日は保るだろう」

「まアそう」と言ってお源はよろこんだ。直ぐ口を明けて見たかったけれど、先ア後の事と、せっせと朝飯の仕度をしながら「え、四五日どころか自宅なら十日もあるよ」

昨夜磯吉が飛出した後でお源は色々に思い難んだ末が、亭主に精出せと勧める以上、自分も気を腐らして寝ていちゃ何もならない、又たお隣へも顔を出さんと却て疑がわれるとこう考えたのである。

其処で平常の通り弁当持たせて磯吉を出してやり、自分も飯を食べて一通片附たところでバケツを持って木戸を開けた。

お清とお徳が外に出ていた。お清はお源を見て

「お源さん大変顔色が悪いね、どうか仕たの」

「昨日から少し風邪を引たもんですから……」

「用心なさいよ、それは不可い」

お徳は「お早う」と口早に挨拶したきり何も言わない、そしてお源が炭俵の並べてないのに気が着き顔色を変えて眼をぎょろぎょろさしているのを見て、にやり笑った。お源は又た早くもこれを看取りお徳の顔を睨みつけた。