Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 215.557 Zeichen · 426 Bildschirme
面白かったし。開成山辺が工業都市に成って行く勢のひどさは野原が工場町となった変化に勝るとも劣らないらしく、家などは宅地は残るが、ぐるりはみんな中島製作所、三万人の従業員のための住宅地と指定されているそうです。現在でも、もう射撃の音や、飛行機の音が一杯で、その男の隣組、十何戸かのなかで、お百姓さんはその男の他一人だそうです。あとは小勤人、商人、軍人だそうです。この夏は、まだ一人で読み書きが無理らしいから、開成山など、みんなで暮すためにはいいのだけれども、島田や光井での経験を思い出すと気が渋ります。呑気に、招かざる客の来訪なしに保養したくてね。昔の桑野村と何と云う違いでしょう。その変りかたは興味深く、例えばこの佐藤などを活き活き書けたら、全くたいしたものだと思います。そして、それは私の第一作の歴史に従った展開なのだけれども。とつ追いつです。長く滞在するには良い折ではあるけれども。
語学のことで、橋のない川と云うお話をきき、私は些かあわてます。何故なら私は橋ばかり頼っていたし、時にはひどい丸木橋を危く渡って用達しして居たようなものだから。あなたが川を泳いだら私は土堤を馳廻って、それでは困るわね。