Japanische Klassiker mit Furigana
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げんだいゆいぶつろんこうわ
現代唯物論講話
戸坂 潤
Lesen Sie 現代唯物論講話 (げんだいゆいぶつろんこうわ) von 戸坂 潤 (とさかじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.295 Zeichen · 490 Bildschirme
そこでまず彼によれば、有機体の発展の可能的な運命(それを Prospektive Potenz と呼ぶ)と、現実的な運命(それを Prospektive Bedeutung と呼ぶ)とを区別しなければならない。両者が同値であれば、即ち発展の可能性が、直ちに其の儘、一義的に実現され得るならば、夫が機械に於ての様な静的目的論である。之に反して、前者の値いが後者の値いよりも云わば小さい時、即ち発展の可能性の内、任意のどれかの経路だけが特に実現されるという一種の偶然性があるならば、それこそが有機体に固有な動的テレオロギーなのである*。即ち後の場合では、可能的運命がコンスタントであっても現実的運命は可変的なのである。実際此の種の目的論のみが生気論の唯一の根拠となることが出来るだろう。海胆の卵に関するE・ルーのかの有名な実験の結果は、此の二種類の運命の概念を区別しなかった為に、誤って、却って生気論に不利な結果を示すかのように解釈されたものに過ぎなかった、とそうドリーシュは考える。
* 合目的性――乃至目的論(テレオロギー)――は併し勿論単なる偶然ではない、云わば「偶然的なものの持つ法則性」