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Japanische Klassiker mit Furigana

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げんだいゆいぶつろんこうわ

現代唯物論講話

戸坂 潤

Lesen Sie 現代唯物論講話 (げんだいゆいぶつろんこうわ) von 戸坂 潤 (とさかじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.295 Zeichen · 490 Bildschirme

Aozora Bunko

だがこの三つのどれをとって見ても、空間の何処であり、空間に於ける場所であり、空間内の位置である他はないように、空間をただ部分的に表現する名辞でしかない。空間の全体を云い表わすことの出来る名辞は思うに第四の spatium(空間)に他なるまい。併し、スコラ哲学の空間論に於けるこの四つの名辞――それは多くアリストテレスから来たのだが――が云い表わすところのものは、それがスコラ的であるだけで、要するに名辞に過ぎないだろう。元来この名辞が云い表わす筈であった空間――存在性――という事態の構造は、こういう名辞では少しも明らかにならない。吾々は今、空間(日常的概念による)の構造を議論は抜きにして簡単に分析しておきたい。

空間の存在性を成立させる第一のものは延長(extensio)である。デカルト(†1650)やスピノザ(†1677)は之を物体的乃至物質的存在の特色(属性)と考えた。延長は次元(Dimension)と連続と長さの三つの分から成り立っているのである。――第一、次元。一般に次元とは、多様が統一されながら、なお且つ全体に対して又夫々の間に独立を保つ場合の、統一の多様を指す。