Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
たんかしゅうさく
短歌習作
宮本 百合子
Lesen Sie 短歌習作 (たんかしゅうさく) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.118 Zeichen · 3 Bildschirme
涙ぐみてうるむ瞳を足元に
なぐれば小石うち笑みてあり
かんしやくを起しゝあとの淋しさに
澄む大空をツク/″\と見る
ものたらぬ頬を舌にてふくらませ
瓦ころがる抜け歯の音きく
うすらさむき秋の暮方なげやりに
氷をかめば悲の湧く
角砂糖のくずるゝ音をそときけば
若き心はうす笑する
首人形遠き京なるおもちや屋の
店より我にとつぎ出しかな
はにかみてうす笑する我よめは
孔雀の羽かげ髷のみを出す
物語り思ひ出つゝ我髪を
切りて作りぬ細き指環を
生れ出て始めてふるゝ三味の糸
うす黄の色のなつかしきかな
調子なき思のまゝをかきならす
ざれたる心我はうれしき
そぼぬれし雄鳥のふと身ぶるひて
空を見あぐる秋雨の日よ
秋の日をホロ/\と散る病葉の
たゞその名のみなつかしきかな
気まぐれに紅の小布をはぬひつゝ
お染を思ふうす青き日よ
泣きつかれうるむ乙女の瞳の如し
はかなく光る樫の落葉よ
蛇の目傘塗りし足駄の様もよし
たゞ助六と云ふさへよければ
助六の紅の襦袢はなつかしや
水色の衿かゝりてあれば
真夜中の鏡の中に我見れば
暗きかげより呪湧く如
呪はれて呪ひて見たき