Japanische Klassiker mit Furigana
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へきぎょくのわかざり
碧玉の環飾
田中 貢太郎
Lesen Sie 碧玉の環飾 (へきぎょくのわかざり) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.545 Zeichen · 6 Bildschirme
と、閑雲が主張するので、孫恪は袁氏の婿になった事を話した。すると閑雲が、
「それが怪しい、速に去るがよい」
と、言って勧めたが、孫恪は、
「しかし、袁氏は財産があるうえに賢明な女で、我のために非常に尽してくれている、その恩に対しても棄て去る事ができない」
と言って、その言葉を用いないので、閑雲が怒って、
「邪妖の怪恩は恩とは言えない、またそれに叛いたからとて不義とは言えない、我家に宝剣があるから、それを貸してやろう、それを帯びて往けば、妖魔の類は千里の外に遁げ走る」
と言って、一振の刀を出してきた。
孫恪は心に惑いながらも、その剣を持って帰った。すると袁氏は既にそれを悟って、
「郎君はもと貧しかったのを、私が憐んで夫婦となり、交情も日ましに厚くなっているにかかわらず、その恩義をわすれて、私を棄てようとするのは、人の道にはずれたしうちだ」
と言って泣いた。孫恪はその言葉を聞くと非常に心に恥じた。
「これは自個の本意でなくて、親戚の張閑雲から強いて言われたから、しかたなくやろうとした事だ、どうか怒りをやめてくれ、我には決して二心がない」
と、これも涙を流してあやまった。