Japanische Klassiker mit Furigana
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Lesen Sie 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) von 高山 毅 (たかやまつよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.555 Zeichen · 109 Bildschirme
」
といわれ、がっかりしてしまいました。
けれども、そのまま、へこたれてしまうような諭吉ではありません。
「ようし、はじめからやりなおしだ。」
もちまえの負けじだましいをだして、がんばりましたから、諭吉の勉強はどんどんすすんでいきました。兄さんはいつも、そばではげましてくれたり、いろいろと力になってくれました。
ところが、つぎの年の正月ごろから、兄さんがリューマチという病気をわずらって、右手の自由がきかなくなりました。
そのうちに、こんどは諭吉が腸チフスにかかりました。それは、適塾の兄でしである岸という人が、腸チフスにかかったのをかんびょうしていて、うつったのでした。たいへんおもくて、これでもう死んでしまうのではないかとおもわれる日が、いく日もつづきました。
緒方先生は、ひじょうに心配して、いろいろとめんどうをみてくれました。そのおかげで、四月ごろには外にでてあるくことができるようになりました。兄さんも、だいぶんよくなりました。
ちょうど、そのころ、兄さんの役所のつとめがおわり、中津の町へかえることになったので、諭吉も、なつかしいお母さんのそばで、病後のからだをやしなうことになりました。