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Japanische Klassiker mit Furigana

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ふくざわゆきち

福沢諭吉

高山 毅

Lesen Sie 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) von 高山 毅 (たかやまつよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.555 Zeichen · 109 Bildschirme

Aozora Bunko

道修町のくすり屋にくまがとどいて、そのくすり屋の主人が、適塾の書生さんに、かいぼうをしてみせてもらいたいと、たのんできました。それはおもしろいというので、諭吉は医者しぼうではないからいきませんでしたが、塾から七、八人がそろってでかけていって、かいぼうにとりかかり、これがしんぞうで、これが肺、これがかんぞうだ、とせつめいしてやると、

「まことに、ありがとうございました。」

といって、くすり屋の主人は、さっさとかえってしまいました。これは、適塾の書生にかいぼうしてもらえば、くすりにするくまのきもが、うまくとれるとかんがえてしくんだものですから、くまのきもさえとれれば、用事がすんだわけでした。

塾の書生たちには、このことがわかっていますから、おさまりません。諭吉が中心となって、くすり屋にかけあう手紙をかき、使者にいくのはだれ、おどかすのはだれ、と、それぞれの役をきめて、かけあいにいきました。くすり屋の主人も、これにはこまったとみえて、ひらあやまりにあやまり、酒を五しょうに、にわとりとさかななどをお礼としてだしました。

「これはしめた。」

とばかり、その夜、諭吉たちがおおいにのんだのは、いうまでもありません。