Japanische Klassiker mit Furigana
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Lesen Sie 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) von 高山 毅 (たかやまつよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.555 Zeichen · 109 Bildschirme
でも、ここでは、まったく役にたたない。英語でなければだめ。みんな、英語しゃべっている。かんばんも、なにもかも英語ばかりね。」
と、店の主人からいわれました。
「そうか、英語でなければだめか。」
と、諭吉はかんがえこんでしまいました。
店の主人がすすめたオランダ語と英語との会話の本など、二、三さつを買うと、諭吉は、おもい足をひきずって、江戸へかえってきました。
ちょうど夜中の十二時ちかくでしたから、まるまる二十四時間、諭吉はあるいていたわけで、へとへとにつかれきっていました。けれども、それは、あるきつかれたからだけではありません。五、六年もかかって、いっしょうけんめい勉強したオランダ語が、なんの役にもたたないことを、じっさいにしって、がっかりさせられたからでした。
「なんというばかなことをしたものだ。」
と、諭吉はなきたいくらいでしたが、
「でも、くよくよしていてもはじまらぬ。よし、こんどは英語の勉強をするんだ。」
諭吉は、そのつぎの日から、英語の勉強にとりかかりました。
とはいっても、いったい、どこで、だれに英語をおそわったらいいのか、さっぱりけんとうがつきません。