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Japanische Klassiker mit Furigana

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くうしゅうけいほう

空襲警報

海野 十三

Lesen Sie 空襲警報 (くうしゅうけいほう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 45.838 Zeichen · 92 Bildschirme

Aozora Bunko

ダーン……

と一発、凄い銃声がひびいた。その銃声の下に、ウームと苦悶する人の声。――旗男はハッとその場に立ちすくんだ。

伝染病菌の容器

まだ暮れたばかりの夏の宵のことだった。不意に起った銃声に、近所の人々は、夕食の箸を放りだして、井戸端のところへ集ってきた。

「どうしたんです。強盗ですか」

「あッ、こんなところに、人間がたおれている。誰が殺したんだ」

と、たち騒ぐ人々の声。

「みなさん。静かにして下さい。こいつは僕を撃とうとして、僕に腕をおさえられ、自分で自分を撃ってしまったんです」

国彦中尉はすこしもあわてた様子もなく、人々に話をして聞かせた。

「こいつは、一体何者なんです?」

「ピストルを持っているなんておかしいね」

人々はおそるおそる死体のまわりをとりまいた。

「……ああ、あなた。血だらけよ。浴衣も……それから手も……」

驚きのあまり、中尉のうしろに呆然と立っていた露子が、このとき始めて口をひらいた。

「ナニ、血? 大丈夫だ。おれには怪我はない」

中尉は元気な声で答えた。

「あなた、いま水を汲みますから、水でお洗いになっては……」

と、露子が井戸の方によろうとすると、