Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
だいにこんにゃくぼん
第二菎蒻本
泉 鏡花
Lesen Sie 第二菎蒻本 (だいにこんにゃくぼん) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.739 Zeichen · 32 Bildschirme
」
「三年越だよ、手紙一本が当なんだ。大事な落しものを捜すような気がするからね、どこかにあるには違いないが、居るか居ないか、逢えるかどうか分りやしない。おまけに一向土地不案内で、東西分らずだもの。茶屋の広間にたった一つ膳を控えて、待っていて、そんな妓は居りません。……居ますが遠出だなんぞと来てみたが可い。御存じの融通が利かないんだから、可、ついでにお銚子のおかわりが、と知らない女を呼ぶわけにゃ行かずさ、瀬ぶみをするつもりで、行ったんだ。
もっともね、居ると分ったら、門口から引返して、どこかで呼ぶんだっけ。媽々が追掛るじゃないか。仕方なし奥へ入ったんだ。一間しかありやしない。すぐの長火鉢の前に媽々は控えた、顔の遣場もなしに、しょびたれておりましたよ、はあ。
光った旦那じゃなし、飛んだお前の外聞だっけね、済まなかったよ。」
「あれ、お前さんも性悪をすると見えて、ひがむ事を覚えたね。誰が外聞だと申しました、俊さん、」
取った袂に力が入って、
「女房さんに、悟られると、……だと悟られると、これから逢うのに、一々、勘定が要るじゃありませんか。おまいりだわ、お稽古だわッて内証で逢うのに出憎いわ。