Japanische Klassiker mit Furigana
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だいにこんにゃくぼん
第二菎蒻本
泉 鏡花
Lesen Sie 第二菎蒻本 (だいにこんにゃくぼん) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.739 Zeichen · 32 Bildschirme
はじめの事は知ってるから私の年が年ですからね。主人の方じゃ目くじらを立てていますもの、――顔を見られてしまってさ……しょびたれていましたよ、はあ。――お前の外聞だっけね、済まなかった。……誰が教えたの。」
とフフンと笑って、
「素人だね。」
八
「……わざと口数も利かないで、一生懸命に我慢をしていた、御免なさいよ。」
声がまた悄れて沈んで、
「何にも言わないで、いきなり噛りつきたかったんだけれど、澄し返って、悠々と髪を撫着けたりなんかして。」
「行場がないから、熟々拝見をしましたよ、……眩しい事でございました。」
「雪のようでしょう、ちょっと片膝立てた処なんざ、千年ものだわね、……染ちゃん大分御念入だねなんて、いつもはもっと塗れ、もっと髱を出せと云う女房さんが云うんだもの。どう思ったか知らないけれど、大抵こんがらかったろうと私は思うの。
そりゃ成りたけ、よくは見せたいが弱身だって、その人の見る前じゃあねえ、……察して頂戴。私はお前さんに恥かしかったわ、お乳なんか。」
と緊められるように胸を圧えた、肩が細りとして重そうなので、俊吉が傘を取る、と忘れたように黙って放す。