Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

Lesen Sie 細雪 (ささめゆき) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 194.628 Zeichen · 371 Bildschirme

Aozora Bunko

に買って送って上げたいから、欲しい物があったら云って下さい、と云うことだったので、悦子は母と相談して、靴を送ってくれるように頼んだ。するとペータアは、そんならエツコさんの靴をちょっと貸して下さいと云って、借りて帰ったが、直ぐ又紙と鉛筆と巻尺を持って戻って来、ママに話したら、靴を借りるよりもエツコさんの足の大きさを測って来た方がよいと云われたので、測りに来たと云い、自分で紙をひろげて悦子の足をその上に載せ、ママに云い付けられた通りに型と寸法とを取って帰った。

悦子は二十二日の朝、雪子に連れられてシュトルツ父子を三宮駅まで見送ったが、その晩、夕食の卓を囲みながら父子の噂をして、今朝はペータアさんが大そう名残惜しそうにしていた、エツコさんいつ東京へ行きますか、来られたら船まで来てくれませんか、二十四日の夜の出帆ですから、私達は会おうと思えばまだもう一度会えるのですと、汽車が動き出すまで繰り返して云っていたのが、何だか可哀そうのようであった、と、そんな話が出たのが切掛けで、それなら悦子、横浜へ行ってペータアさんに会うたげなさいなと、幸子が云い出した。お母ちゃんは二十四日を済まさなければ立たれないから、悦子は姉ちゃんと明日の夜汽車で立ち、明後日の朝横浜で下りて真っ直ぐ船へ行ったげたらどう? お母ちゃんも二十六日頃に