Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

Lesen Sie 細雪 (ささめゆき) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 194.628 Zeichen · 371 Bildschirme

Aozora Bunko

「いいえ、たしかでございます。お客さん達が、みんな富士山が見える見える云うてはりましたよって、そうに違いございません」

「そうかなあ、そしたら何処かで見えるのんやろか」

幸子は今朝から気に懸けていたことなので、お春に云い付けて卓上から杉浦博士の家を呼び出させた。と、折よく今しがた旅行先から帰ったところで、明六日の朝自宅の方へお越し下されば診察致しましょうという挨拶である。五日に帰るとは云っていたけれども、どうせ二三日は延びるであろうと予期していたのが、意外にも早く済まされることになったので、それならと又宿の帳場を呼び出させて、明日の晩の寝台券を三枚、なるべくならば同じ車台の、続いた番号のを取ってくれるように頼んだ。中姉ちゃん、明日帰るのん? と、雪子はびっくりしたように云ったが、明日午前中に診察が受けられるなら、少し忙しないけれども午後に買い物などをして、夜の汽車で立てなくはない、あたしは格別急ぐ用もないけれども、悦子の学校が始まっているのにそういつ迄も休ませる訳に行かないから、早く帰った方がよいと思う、それで雪子ちゃんも、お春どんも、明日のお午頃までに此処へ来て貰いたい、あたし等もそれ迄には杉浦博士の所から帰って来て、午後に皆で買い物に出かけよう、もう一度渋谷へも顔出しをしなければ悪いのだけれども、とても