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Japanische Klassiker mit Furigana

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ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

Lesen Sie 細雪 (ささめゆき) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 194.628 Zeichen · 371 Bildschirme

Aozora Bunko

児だか分らないような服装をした、薄汚い少女であったに違いない。当時彼女は、早く卒業して姉ちゃん達のように着飾って出歩ける年頃になりたい、そしたら自分も綺麗な衣裳を拵えて貰えるであろうと思っていたが、その望みが叶わないうちに父が亡くなり、それと同時に蒔岡家の栄華も終りを告げた。と、その後間もなく、奥畑との間に「新聞の事件」が起ったのであった。

だから雪子に云わせると、あの事件なども両親の愛情に浴することが最も薄く、親の歿後も義兄との折合が巧く行かず、家庭的に面白くない月日を送っていた結果、物に感じ易い乙女心がああ云う風に発展したのである、誰の責任でもないか知れないが、要するに環境の罪である、学校の成績などだって、こいさんはあたし達に比べて少しも劣ってはいなかったし、数学などは一番よく出来たではないか、と云うのであるが、でもあの事件が妙子の経歴に一種の烙印を捺したことに依って、一層彼女を偏らせるようになったことも確かであった。そして今日に於いても、彼女は決して本家の兄から雪子と同等の待遇は受けていなかった。早くから彼女を一門の異端者視していた義兄は、同じ折合が悪いと云っても、雪子には親愛の情を示したけれども、彼女は厄介者扱いにしている様子が見えたが、いつの間にかその差別観が、月々の小遣いとか、衣裳持ち物の末に