Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

Lesen Sie 細雪 (ささめゆき) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 194.628 Zeichen · 371 Bildschirme

Aozora Bunko

で、その明くる朝は、娘時代によくそうしたように、寝床の中で眼を覚ましながら暫くたわいもないことをしゃべり合った。

「こいさん、今日はどないしょう」

「どないしょう」

「こいさん何処ぞ、行って見たいとこないのん」

「みんな東京々々云うけど、行って見たいとこもあらへんなあ」

「やっぱりあたし等、大阪や京都の方がええなあ。―――昨夜のローマイヤアどないやった?」

「昨夜は料理が違うてたわ。ウィンナシュニッツレルがあったで」

「輝雄ちゃん喜んでたやろ」

「うちと輝雄ちゃんと食べてたら、向うの隅に輝雄ちゃんの学校友達が来てるねんわ、お父さんやお母さんに連れられて。―――」

「ふん」

「輝雄ちゃんその友達に見られて、真っ赧な顔して、困った困った云うねん。何でか云うたら、こいさんと一緒やったら、あれ僕の叔母さんや云うたかて本真にせえへん、………」

「成る程なあ」

「第一ボーイが、あなた方お二人さんですか云うて、けったいな顔して、うちがビール持って来てほしい云うたかて、『えっ』と云うて、不思議そうにジロジロ見てるねん。うちを子供や思うたらしいわ」

「こいさんあの洋服着てたら、輝雄ちゃんの姉さんにも見えへんぐらいやわ。