Japanische Klassiker mit Furigana
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うつくしくうまれたばかりに
美しく生まれたばかりに
小川 未明
Lesen Sie 美しく生まれたばかりに (うつくしくうまれたばかりに) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.747 Zeichen · 12 Bildschirme
しかし、はやぶさは、すぐに、こまどりを放してやろうとはしなかったのでした。
「おまえの命は、助けてはやるが、今夜、一晩、こうして、俺の脚を温めさせろ!」といって、はやぶさは両脚で、こまどりの体を踏みつけたのでした。こまどりの体は、押しつぶされそうになって、声もたてられなかった。
木立は、なんという残酷なことをするものだろうと、これを見るのにしのびませんでした。が、じきに、暗く、暗くなって、すべての光景を、夜が、隠してしまいました。
夜が、ほのぼのとあけかかったとき、木立は、こまどりがどうなったかを見ると、はやぶさは、もはや、そこにはいませんでした。あちらの嶺の方へ、早起きする小鳥たちの声を聞きつけて、これを捕らえて飢えを満たすために、飛んでいってしまった後です。そして、こまどりだけが、哀れげなようすをして、くちばしで、自分の体の毛の乱れを直していました。
木立は気の毒に思って、声をかけることもできなかったのでした。
ちらちらと降った、雪を清浄に照らして、朝日が上りました。
こまどりは、そうそうに、木立に別れを告げて、ふもとの方をさして急ぎました。その後へ、先日のしじゅうからが飛んできて、木立から、はやぶさとこまどりの話を聞いて、小さなくびを毛の中にすくめたのです。