Japanische Klassiker mit Furigana
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ぎみんじんべえ
義民甚兵衛
菊池 寛
Lesen Sie 義民甚兵衛 (ぎみんじんべえ) von 菊池 寛 (きくちかん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.241 Zeichen · 25 Bildschirme
人物
農夫 甚兵衛 二十九歳 甚しき跛者
その弟 甚吉 二十五歳
同 甚三 二十二歳
同 甚作 二十歳
甚兵衛の継母 おきん 五十歳前後
隣人 老婆およし 六十歳以上
庄屋 茂兵衛
村人 勘五郎
村人 藤作
一揆の首領 甲
同 乙
刑吏、村人、一揆、その他大勢
時
文政十一年十二月
所
讃岐国香川郡弦打村
第一幕
甚兵衛の家。藁葺きの、大なれども汚き百姓家。左に土間、土間につづいて台所の右は八畳の居間、畳も柱も黒く光っている。入口の柱には、金比羅大神宮の大なる札を貼っている。その札も、黒くくすぶっている。八畳の奥は部屋のあることを示している。家財道具はほとんどなし。
母屋の左に接近して、一棟の建物がある。画られて、牛小屋と納屋とになっている。牛はいない。
幕開く。甚作と甚三とが、家の前庭で、「前掻き」と称する網を繕っている。(方形の形をして柄が付いている。小溝の鮒や泥鰌を掬うに用いるもの)しばらくすると、母のおきんが、母屋と牛小屋との間から、大根を二本さげて出てくる。