Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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はなとあかり

花とあかり

小川 未明

Lesen Sie 花とあかり (はなとあかり) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N4. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N4 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 930 Zeichen · 2 Bildschirme

Aozora Bunko

母ちょうは子ちょうにむかって、

「日が山に入りかけたら、お家へ帰ってこなければいけません。」とおしえました。

子ちょうは、あちらの花畑へとんでいきました。赤い花や青い花や、白い、いい香いのする花がたくさん咲いていました。

「これはみごとだ、うれしいな。」といって、花から花へとびまわって、おいしいみつをすっていました。そのうちに日が山へはいりかけました。けれど、子ちょうは、むちゅうになって花をとびまわっていました。

「やあ、暗くなった。」と、子ちょうはあたまをあげますと、これはまたどうしたことでしょう。あちらにも、こちらにも、うつくしい水のたれそうなみどり色の花や、青い花が咲いていました。

「なんの花かしらん。いってみてから、お家へかえりましょう。」と、子ちょうはとんでいきました。きれいな花に見えたのは、でんとうのあかりでした。外へ出ようとすると、ガラス戸につきあたりました。

「やあ、しまった。」と、子ちょうは気をもみました。

「きれいなちょうちょうだなあ。」

「まあ、きれいなちょうだこと。」

そのとき、こういう子供たちのこえがきこえました。

「僕つかまえて、ピンでとめておこうかな。