Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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いもがゆ

薯粥

山本 周五郎

Lesen Sie 薯粥 (いもがゆ) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.018 Zeichen · 24 Bildschirme

Aozora Bunko

と、惣兵衛がきびしく呼び止めた。

「たずねたいことがある詰所までついてまいれ」

「はっ、仰せではございますが、わたくしは」

「いやならん、ついてまいれ」そういうと、すぐに惣兵衛はさっさと歩きだした、その人足は、なお躊躇するようすだったが、支配役に促されてよんどころなくあとからついていった。……詰所へはいると、惣兵衛は人を遠ざけて二人だけになった。

「十時……と申したな、たしか」惣兵衛にいきなりそういわれて、土間に平伏してからかれはしずかに面をあげた、まさに十時隼人であった。「まことに、意外なところで会う、そのもとは武道教授のほかに人足もするのか」

「……いかにも」隼人は恥じるようすもなく答えた、「ごらんのとおり、人足も致します」

「理由を聞こう、わしは内々、そこもとの教授ぶりも見ておる、そのもとほどの心得を持ちながら、人足をしなければならぬとは不審だ、しかと答弁を承ろう」

「べつに理由と申すほどのことはございません」

「ないとは云わさぬぞ」惣兵衛は、鋭く突っ込んだ、「矢作橋は、岡崎城にとって攻防の要害だ、改修工事の模様を探索に入りこむ者が無いとも云えぬ、どうだ」