Japanische Klassiker mit Furigana
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やぶのうぐいす
藪の鶯
三宅 花圃
Lesen Sie 藪の鶯 (やぶのうぐいす) von 三宅 花圃 (みやけかほ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 31.356 Zeichen · 65 Bildschirme
マアそこのところばかりサ。オオなんだ氷が解けてもう残りずくなになった。マア一杯やりたまえ。オイ船頭どこへか附けて氷を二斤ばかり買ってくれんか。
宮崎「ときに篠原君。君が帰朝の後は早速何のお咄しだろう。ネー斎藤君。御同前に祝筵にあずかろうとたのしみにしているのだが。尊大人の御所労でまだそこどこではないのかネ。
斎藤「実に君はあやかりものだ。尊大人は従前の勲功とはいいながら。華族に列せらるるし。レディは才色兼備の上に。近ごろは英語もお出来なさるし。ピヤノなどはことにお得意。ダンシングから何から。貴女連中との交際でも恥かしくない。実に君とは連璧だ。と朋友中の評判ですぜ。
篠原「そういえばそうかもしれないが。僕は何分にも面白くないから。婚姻のところはどうしようかと思っているのサ。これも両君のことだから。僕のシクレットを打ちまけていうのだが。ごぞんじの通り僕は五ツ六ツの歳からそだてられて。両親もあれにめあわせて家をゆずろうという志願なればこそ。大金をも出して欧州留学もさせてくれたわけだから。今さら台女を嫌っては。内に顧みてはなはだ道徳に恥ずるわけサ。そうしてあの家を出れば。