Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
たんぱくせき
蛋白石
宮本 百合子
Lesen Sie 蛋白石 (たんぱくせき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.056 Zeichen · 25 Bildschirme
それから四日ほどして新らしい女が来た。
書斎に通されて落つきのない腰かけ様をしてつれて来た人は女の身元を話した。
東北の生れで孤子だそうで二十二でおととし関西の女学校を出たと云った。
女はうす赤い沢山の髪をおっかぶさる様に結んで鼻は馬鹿馬鹿しくうすくてツーンとした変な感じのする顔を持って居た。
でもそんなに不器量じゃあない。
紋八二重の羽織に糸織を着て居た。
気は利きそうであった。
女を置いて帰って行く時、給金はどうでも好いが、
家柄も相当でございますから嫁にもあんまりな所へやりたくないって申して居りますから少しずつは進歩して行く様に御心がけ下さって。
と云って行った。
千世子は何だか肩が重くなる様な気がした。
けれ共今度の女は年下の千世子に云われた事なんか一々真面目になんか聞きそうもない目附をして居た。
名は清と云い話しっぷりでは□□□□□□□□に居たらしかった。
一日二日居るうちに気の利く事はたしかに分った。
けれ共それがわかると同時にやたらにすれてる事もわかった。
喰わされものだ。
千世子はこんな事も思って居た。
自分の時間になるとしきりに小説めいたものを書いて居るくせに家がやかましかったから芝居を知らない活動も見た事はないなんかと云って居た。