Japanische Klassiker mit Furigana
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がいとうからみたしんとうきょうのりめん
街頭から見た新東京の裏面
杉山 萠円
Lesen Sie 街頭から見た新東京の裏面 (がいとうからみたしんとうきょうのりめん) von 杉山 萠円 (すぎやまほうえん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.546 Zeichen · 178 Bildschirme
その追い立てられた醜業婦が立ち去ったところ、又そのあとに当局の所謂「一掃された」という言葉を裏切って続々と殖えている怪しい女の事に就いては、後の研究問題に楽しんでおくとして、取りあえず浅草の新券番に行って、芸妓の名寄せを取って見ると六百名ばかり居る。しかもこれは、震災前醜業窟を経営していた連中が喰うに困るという名の下に、新たに許可したものだというのだから、開いた口が塞がらぬ。何の事はない、浅草区内に今まで居た醜業婦をほかへやって、あとに今までよりも白首をふやした上に、こんな大券番を増設したことになる。
これは見様によっては市役所にかかる問題ではないかも知れぬ。しかしこの券番の許可に就ては、二つの或る有力なる団体が当局に対して猛烈な運動をした、その背後と正面には抜け目のない東京市政の有力者が立っていたというのだから、大抵察しが付く。
もっと酷いのになるとこんな話がある。
目下、市内各所の公園付近に市から建てられたバラックがある。これは市の体面を傷つけるし、衛生上又は公園の本来の性質上立ち退かせねばならぬというので、市の方から八釜しく云っているが、酢のコンニャクのと云ってなかなか立ち退かない。