Japanische Klassiker mit Furigana
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おやはながめてかんがえている
親は眺めて考えている
金森 徳次郎
Lesen Sie 親は眺めて考えている (おやはながめてかんがえている) von 金森 徳次郎 (かなもりとくじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 14.403 Zeichen · 29 Bildschirme
人類は、後を行く者が、前を行くものよりもすぐれているべきだと思った。理窟はない、まさに親馬鹿の発露である。
幼稚園へ行く時期になった。反抗児ではないかとの心配があったが、保母さんがよかったせいか、大した動きはなかった。反面盲従派とでもいうか、喜びもせず悲しみもせず、流れに従って流れるままである。おれに似ているなと、私の子供時代を偲んだ。
しかし私の子供時代を思いかえすと、外観上の従順は、必ずしも心からの従順ではなかった。内心では是を是とし、非を非として、かなり批判的であったと思った。
幼稚園では、遊戯を教えてくれる。音楽にあわせて、簡単な舞踊のようなものを教えてくれる。たとえば、「黄金虫は金持ちだ」というの類である。それは、或る意味では、優美であり、可愛らしい。情操教育の価値があるであろう。家庭でも、子供をおだてあげて、一つやって御覧というと、子供等は得意になって、足を動かしたり、手を叩いたり、腕を廻したりするのが普通だ。しかし博雄はどういうものか、そんな優美なことに、少しも愛着をもたなかった。
紙製玩具の、電車の車掌さんの鞄を買ってくれとせがむのである。