Japanische Klassiker mit Furigana
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びんぼう
貧乏
幸田 露伴
Lesen Sie 貧乏 (びんぼう) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.102 Zeichen · 17 Bildschirme
「案じなさんな、銭があらあ。
「妙だねえ、無いから帯や衣類を飲もうというのに、その後になって何が有るエ。
「しみッたれるなイ、裸百貫男一匹だ。
「ホホホホホ、大きな声をお出しでない、隣家の児が起きると内儀の内職の邪魔になるわネ。そんならいいよ買って来るから。
と女房は台所へ出て、まだ新しい味噌漉を手にし、外へ出でんとす。
「オイオイ此品でも持って行かねえでどうするつもりだ。
と呼びかけて亭主のいうに、ちょっと振りかえって嬉しそうに莞爾笑い、
「いいよ、黙って待っておいで。
たちまち姿は見えずなって、四五軒先の鍛冶屋が鎚の音ばかりトンケンコン、トンケンコンと残る。亭主はちょっと考えしが、
「ハテナ、近所の奴に貸た銭でもあるかしらん。知人も無さそうだし、貸す風でもねえが。
と独語つところへ、うッそりと来かかる四十ばかりの男、薄汚い衣服、髪垢だらけの頭したるが、裏口から覗きこみながら、異に潰れた声で呼ぶ。
「大将、風邪でも引かしッたか。
両手で頬杖しながら匍匐臥にまだ臥たる主人、懶惰にも眼ばかり動かして一※(小書き片仮名ト、1-6-81)眼見しが、身体はなお毫も動かさず、