Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

あかひげしんりょうたん

赤ひげ診療譚

山本 周五郎

Lesen Sie 赤ひげ診療譚 (あかひげしんりょうたん) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 18.113 Zeichen · 35 Bildschirme

Aozora Bunko

職を失う者が多数に出た、また大きな埋立て工事や、川堀の普請の中止などで、稼ぎ場をなくした者も少なくない、――それでも年配の家族持ちや、才覚のある者ならなんとか生きるみちを掴むだろうが、まだ気持のかたまらない若者などはぐれてしまい易い、生れつきやくざな性分を持っている者はべつとして、ふつうの人間なら誰しもまっとうに生きたいだろう、やくざ、ならず者などといわれ、好んで人に嫌われるような人間などいる筈はない」

おれは今日の二人に限らず、街をうろついている若者たちを見ると、可哀そうでたまらない気持になる、と去定は云った。

「娼家の主人たちも同様だ、女たちを扱う無情で冷酷なやりかたを見ると、捉まえて逆吊りにでもしてやりたいと思う、初めのうちはいつもそうだったし、いまでもしばしばそういう怒りにおそわれるが、よく注意してみると、かれらも貪欲だけでやっているとは限らない、やはり貧しさという点では、雇っている女たちに劣らないような例が少なくないことがわかる」去定はそこでちょっと口をつぐみ、こんどは自分を責めるような調子で続けた、「――世間からはみだし、世間から疎まれ嫌われ、憎まれたり軽侮されたりする者たちは、むしろ正直で気の弱い、善良ではあるが才知に欠けた人間が多い、これらがせっぱ詰まった状態にぶっつかると、自滅するか、是非