Japanische Klassiker mit Furigana
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あかつちへくるこどもたち
赤土へくる子供たち
小川 未明
Lesen Sie 赤土へくる子供たち (あかつちへくるこどもたち) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 16.075 Zeichen · 33 Bildschirme
もうこれから、毎日あのよごれた、たたみを見なくてすむのであります。そんなことを思って見ていると、おもしろいように、ほうちょうの刃が入ります。するするとござが切れていきます。そのあとを太い針が、すいすいとぬって、じょうぶな糸を通していきます。半畳のところへくると、半分だけござが残りました。かね子さんは内へかけこんで、
「お母さん、新しい半分のござが残ったの、どうするの?」と、ききました。
「しまっておけば、入用のことがありますよ。」
「ねえお母さん、私にちょうだいよ。」
「なんにするんですか。」
「私、おままごとのとき、しくんですの。」
「そんなら、大きいのがいいでしょう。」
「私、古いのはいや、新しいのがいいの。」
「あげてもいいですよ。」
かね子さんは、喜んで、半分のござをもらって、物置の中へしまっておきました。
いま善ちゃんや、勇ちゃんや、信ちゃんたちが、べいごまをするのに、ござがなくなってこまっているのを見て、しまっておいたござを、思い出したのです。それでかしてあげましょうかと、いったのでした。
「ばか。」と、兄さんにしかられて、かね子さんは顔を赤くしました。