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Japanische Klassiker mit Furigana

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せきがいせんおとこ

赤外線男

海野 十三

Lesen Sie 赤外線男 (せきがいせんおとこ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 38.889 Zeichen · 78 Bildschirme

Aozora Bunko

しかし学士はあの事件以来、何とはなく大変疲れているようであった。その一方、白丘ダリアは益々健康に輝き頸から胸へかけての曲線といい、腰から下の飛び出したような肉塊といい、まるで張りきった太い腸詰を連想させる程だった。従って第二装置の素晴らしい進行速度も、ダリアの精力に負うところが多かった。

研究室の扉をコツコツと叩くと、直ぐに応えがあった。入口が奥へ開かれると、そこへ顔を出したのは、頭に一杯繃帯をして、大きな黒眼鏡をかけた若い女だった。先登に立っていた課長は、

(これは部屋が違ったかナ)

と思った位だった。

「さあ、皆さんどうぞ」

そういう声は、紛れもなく白丘ダリアに違いなかった。どうしてこんな繃帯をしているのだろう。それに黒眼鏡なんか掛けて……と不思議に思った。

一行中の新顔である帆村探偵が、深山理学士と白丘ダリアとに、先ず紹介された。

「いや、ダリアさんですか、始めまして」と帆村は慇懃に挨拶をして「その繃帯はどうしたんです」と尋ねた。

課長はこの場の様子を見て、いつもながら帆村の手廻しのよいのに呆れ顔だった。

「これですか」少女はちょっと暗い顔をしたが「すこしばかり怪我をしたんですの。