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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちょうじんひげのはかせ

超人鬚野博士

夢野 久作

Lesen Sie 超人鬚野博士 (ちょうじんひげのはかせ) von 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.054 Zeichen · 117 Bildschirme

Aozora Bunko

コイツは多分、この犬の名前がウータといって、自分の恋敵、唖川歌夫からテル子嬢に贈ったものである事もチャンと知っていやがるに違いない。そいつを承知でコンナ非道い眼に合わせて、いい気持になっている事が吾輩にわかったら事が面倒だと思って、障らぬキチガイ祟りなし式に、最初から警戒しいしい口を利いているのだろう。コンナ誠意のない奴にあの親孝行無双の断髪令嬢を遣る訳には断然イカン。

「フン、知らんなら知らんでええ。その代りにこの犬の病気を出来るだけ早く治癒せ」

「アッ。そ……そいつはドウモ……」

「出来んと云うのか」

吾輩の見幕を見た羽振医学士がブルブル震え出した。すこしずつ後退りをし始めた。

「ハ……ハイ。それはソノ……結核の第三期にかかっておりますので……ハイ……」

「変な事を云うな。最初から第三期か」

「イエ。その最初が初期で……その次が第二期で……」

「当り前の事を云うな。篦棒めえ。最初から結核だったのか、この犬は」

「ソ……それがソノ……実験なんで……」

「何の実験だ……」

「それがソノ……今までジフテリヤにかかって手遅れになりますと、咽喉切開をして、その切開した部分へコンナ風にカニウレを嵌めます。