Japanische Klassiker mit Furigana
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ちょうじんひげのはかせ
超人鬚野博士
夢野 久作
Lesen Sie 超人鬚野博士 (ちょうじんひげのはかせ) von 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.054 Zeichen · 117 Bildschirme
ところがそのカニウレの穴から呼吸をすると色々な呼吸器病にかかる事がありますので……」
アンマリ真面目腐って講釈をするもんだから吾輩はちょっと嘲笑ってみたくなった。
惜しい鼻柱
「フウム。このカニウレを嵌めた奴は人間でも犬猫でもこの通りチョット高襟に見えるから、一つ流行らしてやろうかと思っていたところじゃが、そんなに有害なものかのう」
「人間の鼻というものは実に都合よく出来ておりますもので……」
「当り前だ。バレンチノだって鼻で持っているんだ。羽振先生だってそうだろう」
羽振先生、思わず自分の鼻を撫でた。聊かバレンチノを自覚していると見える。
「その……当り前でして……鼻の穴の一番前に鼻毛がありまして、その奥に粘膜があります。それから咽頭を通って空気を吸込みますので、その間に色々な黴菌や、塵埃が、鼻毛や粘膜に引っかかって空気がキレイになります上に、適当な温度と湿気を含んで、弱い、過敏な咽喉を害しないように出来ておりますので……」
「ウン。成る程のう……ところで加賀の国の何代目かの殿様は、家老や奥女中から笑われるのも構わずに鼻毛を一寸以上伸ばして御座ったという話だが、アレは君が教えたのか」