Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しんぺんうちあけのき

身辺打明けの記

宮本 百合子

Lesen Sie 身辺打明けの記 (しんぺんうちあけのき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.797 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

花はいつも小さいのを選びますが。

樹木も好きです。わたくしは樹のない家に住む気はありません。その上庭に、苔があり芝生があれば、猶更らうれしいことです。

机のまわり

わたくしの机の上には、満州辺の山羊のような、少し黄色がかった文鎮があります。それに瑠璃色の硯屏と白い原稿紙、可愛い円るい傘のスタンド、イギリス産の洋紅に染めつけた麻の敷物なぞ、どれもわたくしの好きなものばかりです。

音楽、絵画その他

近頃は音楽を聴くよりも絵を見ることの方が多いのですが、どちらも好きです。絵は、日本のも西洋のも、支那のも、素晴らしくいいものには区別なく惹きつけられます。

芝居は歌舞伎劇や文楽の人形浄瑠璃なぞ好きです。新劇は築地小劇場のものや、武者小路さんのものが好きです。嫌いなのは、黙阿彌張りか何かで、それでいて新作まがいの中途半端の芝居です。

活動写真も好きです。しかし網野(菊)さんほどではないかも知れません。網野さんの活動好きにはおどろきます。

わたくしは他にお能を好んで見ます。あの衣裳の色の配合なぞ立派なもので感心させられます。この頃も桜間金太郎氏の「巴」